ハル～総合商社の女～第4話のあらすじ
五木商事経営企画部が担当する次の案件は、五木商事の完全子会社である映画会社「スターバレー」へのテコ入れだった。
部長の和田は、学生時代に映画研究会に入っていた映画好きで、今回の案件に際し、映画への熱い気持ちをハルに語り始める。
特にスターバレーは、後輩・若林がプロデューサーをしている関係で、和田は社内の状況をあらかじめ聞いていた。
それによれば、五木商事から出向してきた飯島が社長に就任して以来、映画製作が商社気質へと傾き、儲かる見込みの映画以外の出資許可が下りなくなっているという。
ハルは、飯島社長の経営方針では、売上自体を伸ばすことはできないと考え、大当たりが狙える、オリジナル作品への投資も必要と考える。
一方、プロデューサーの若林は、飯島社長との確執から弱気になり、自身の地味なオリジナル企画「熱帯の桜」を諦め、会社を辞めることも考えていた。
そんな若林に対しハルは、まずは飯島が言う原作がある映画でヒット作を狙うべきだと助言する。
そしてヒット作が出れば、今後は若林自身の名前がブランドになり、製作許可を下りやすくなるはずだと激励する。
こうして若林は大人気漫画「侍ヤンキー」の映画化を企画するが、飯島は、今度は20億という製作費の巨額さに難色を示し始めるのだった。
ハル～総合商社の女～第4話のネタバレ見どころ
今回は映画製作と配給を行う会社「スターバレー」が舞台です。
スターバレーは五木商事の子会社のため、社長は五木商事からの出向者が就いており、利益第一主義ともいえる経営方針を持っています。
一方、スターバレーのプロパー社員たちは、自分たちが作りたい企画を拒否された上、意にそぐわない映画製作を強いられており、不満が募っています。
五木商事は年々売上が減っていることを憂慮し、会社を立て直したいという希望を持っています。
そんな状況の中で、経営企画部が事業内容の精査や経営方針の見直しに着手し始めます。
その中で和田部長が、無類の映画好きであることが描かれ、折に触れて映画製作のあるべき姿を熱っぽく語ります。
ハルはそんな和田部長を見て、少し驚きながらも、飯島社長とスターバレーのプロデューサー若林との間に立ちながら、意見を調整していきます。
ラストは、和田の映画好きが功を奏し、出資先や飯島社長の説得に成功していくストーリーになっています。
今までの物語では、ハルが活躍することにより事態を好転させることが多かったのですが、今回は映画好きな和田部長が活躍する内容となっており、その点が大きな見どころになっています。
ハル～総合商社の女～第4話の感想
売上を回復させたい本社、利益第一主義の出向社員、地味な映画を作りたい子会社という、三つ巴ともいえる構図の中で、ハルと和田部長は地味なオリジナル企画をなんとか実現化させようと奮闘します。
いつも以上に張り切るハルですが、今回は和田の映画への熱情を前に、気持ちがやや引き気味です。
そのため、和田に前面に出て交渉してもらうシーンが多く、今までのストーリーやキャラクターに変化が出た回だと感じました。
そして映画の成功はデータやマーケティングだけでは測れない、感性が大切だという言葉が心に残りました。
また特に物語の中で、満島真之介さんが演じる若林は、飯島社長に企画を拒否され続け、少し自暴自棄になっており、それらの思いつめた演技も光っていました。
そして、地味なオリジナル企画による映画の出資者に名乗りをあげるITベンチャー社長の金子。
金子を演じる淵上泰史さんは、実在するやり手の社長を彷彿とさせる風貌で、立ち居振る舞いがとても似合っていると思いました。
ハル～総合商社の女～第5話の展開予想
ハルの一人息子である涼は今まで、実父である和田にまともに会うことに躊躇していましたが、第4話のラストでついに会う決心をします。
そして昼下がりの休日、中華料理店で3人仲良く食事するのですが、その場面を偶然、経営企画部の社員・川上が見てしまいます。
来週の予告動画を見ると、二人が付き合っているということが社内で公然の噂になってしまうようです。
経営企画部の社員たちの中に、ハルと和田が元夫婦であることや和田が涼の実の父あることを知っている人はいません。
ハルを尊敬しつつ、憧れも抱いている若手社員の青柳も、少なからずショックを受けていたようです。
ハルも和田も現在独身で、付き合うこと自体に問題ないはずなのですが、スキャンダルのような空気をどうするのか、要注目だと思います。
また涼は、ハルと和田さんが離婚した理由を知りたがっているシーンもありました。
きっと第5話以降は離婚の理由等も少しずつ解き明かされていくのではないかと思います。
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