ターミネーター2土曜プレミアムあらすじ内容
ターミネーターの存在は完全に隠蔽され、プレス機に潰されずに残った腕やマイクロチップは厳重な警備の下ダイソン社の格納庫に保管されていた。
一方、ターミネーターの存在を主張するサラコナーは精神障害者として精神病院に隔離され、息子のジョンも距離を取っていた。
ジョンを殺すため警官の姿をした新型のターミネーターが未来から現在に送り込まれるが、ジョン暗殺を阻止するためシュワルツェネガーが演じる旧型のターミネーターも未来のジョン自らの指令で現在に現れる。
新型ターミネーターはメタルリキッドと言われ形状が伸縮自在に変えられるスタイルで、あらゆる攻撃にも破壊されることがないと思われた。
ジョンを救いに来た旧型ターミネーターは精神病院のサラコナーを救出し、ジョンと共にダイソン社に隠されたターミネーターの部品を奪還し逃避行を繰り返す。
新型ターミネーターは執拗にジョンたちを追いかけついに溶鉱炉のある工場に追い詰める。
新型と旧型のターミネーターが死闘を繰り広げるが、変幻自在に形状を変えられる新型ターミネーターの方が格闘力に優れ、旧型を鉄棒で串刺しにしてしまう。
胸を串刺しにされた旧型ターミネーターはついに主電源が落ちてしまい、動かなくなったのだった。
旧型ターミネーターを制した新型はその姿をサラコナーに変え、ジョンをおびき出そうとする。
新型ターミネーターの化けたサラコナーが呼びかける声に釣られてジョンが物陰から出てきた時、本物のサラコナーが背後から現れショットガンで新型ターミネーターを撃ち、ジョンは危機を免れたのだった。
続けてショットガンを連射し、サラコナーは新型ターミネーターを仕留めようとするが新型はよろけただけで弾が尽きてしまう。
ショットガンで穴の開いた身体が自動的に修復すると、新型ターミネーターは人差し指を横に振ってサラコナーを嘲るのだった。
しかし、その背後からベルトコンベアーに横たわった旧型ターミネーターがショットガンを携えて現れる。
旧型ターミネーターは予備電源が回復して息を吹き返したのだった。
旧型ターミネーターの放った弾丸が新型の身体を縦に切り裂くと、新型ターミネーターは悲鳴をあげながら溶鉱炉に墜落し溶かされてしまった。
こうしてコナー親子と旧型は無事を喜び合うが、旧型ターミネーターは最後に残された仕事として自分の身体を処分すると言い出す。
親子は驚いて止めようとするが、旧型ターミネーターは「これで終わりにしなければ」と制止を振り切り、親指を立てたポーズを保ったまま溶鉱炉の中に消えていったのだった。
土曜プレミアム11月16日放送のターミネーター2の感想
ターミネーターの新型がメタルリキッドという全くロボットとはかけ離れたスタイルで、旧型のロボット然としたターミネーターとの対照が興味深く、最後まで目を離すことなく集中できた。
また、サラコナーが強制入院させられていた精神病院の看護員たちが患者に対して行っていた虐待は、現実世界で看過できない問題を暗示しているようで胸が痛くなった。
そのため、悪逆な看護員たちをサラコナーがぶちのめすシーンでは、不謹慎ながら思わず快哉を叫びたくなったものだ。
そして、どんな隙間も通り抜けられる新型ターミネーターが拳銃を持ったまま鉄格子を通過しようとした際に拳銃だけが鉄格子にひっかかるシーンで、呆気に取られた精神病院の職員が口からタバコを取り落とすシーンなど笑いを誘う工夫も見られた。
テレビ版ターミネーター2の声優は?
原則としてどの声優も違和感なく台詞もスムーズで、自然にストーリーに引き込まれた。
あえて欲を言えば、主演のシュワルツェネガーは声優のようにドスの効いた声ではなくもう少し柔らかいトーンなので、ちょっと口調をシュワルツェネガーに寄せてくれたら良かったかもしれないと思った。
サラコナーはターミネーター1の時よりも年齢が上がっているため、年齢相応の声に変わっていて良かった。
ジョンも生意気盛りの少年らしい声でちょうどぴったりだった。
警官に扮した新型ターミネーターの声ははまり役で、冷血で落ち着き払った感じがよく出ていたと思う。
全般に口の形を合わせるための無駄な息づかいを入れることがなく、聴き心地の良い展開だった。
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