渡部の歩き方金沢編寿司の旅『太平寿し』を徹底解説【ネタバレ注意】グルメ王の休日

『渡部の歩き方』まとめ

『渡部の歩き方』とは？

Huluのオリジナルバラエティ番組です。

この番組はアンジャッシュ渡部が月イチで行く地方の名店一人旅に、ただただ同行。今まで地上波では紹介出来なかった渡部の聖域にカメラが入る。テレビ的演出一切ナシ! 渡部のウマそうな旅をただ撮影した記録である。
（公式ＨＰより）

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※以下はネタバレが含まれます。
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渡部の歩き方　金沢編寿司の旅『太平寿し』ネタバレ

「よろしくお願いします」渡部が引き戸を開けて『太平寿し』に入店します。
はちまきを角刈り頭に巻いた初老男性が、カウンターの中で「いらっしゃいませ」と頭を下げました。大将の高谷進二郎です。
隣で、若い男性の職人がにこやかに笑っていました。
「４年ぶりくらいですね」そう言って笑った渡部は、７席あるカウンターの真ん中に座ります。
彼の背後には、お座敷のスペースがありました。
客は渡部だけです。
彼は「いいでしょ。全国からみーんな食べに来る」とカメラに語りかけます。
大将が「冬の味覚を、ふふっ」と笑みを浮かべました。
渡部が「例のヤツが食べれるようになって？11月は、カニが解禁なのよ」と弾んだような声を出します。
彼は「海外のお客さんも多いですか？」と尋ねました。
大将が「海外のお客さんって日本語喋らないんですね」と破顔します。
すかさず渡部が「そうでしょ」と突っ込みました。
そして「絶好調でしょ？オヤジさんって」と呟きます。
ビールを一口飲んだ彼は「渡部持論だと、ビールは早ければ早いほど上手い。午前中ね」と満足そうでした。
そして、『太平寿し』の開店と渡部の出生年が、同じ1972年であることで盛り上がります。
店は、高谷の兄が開きました。
大将は、５年間兄から教わったと語ります。
兄は、それから15年後に病気で亡くなっていました。

お休みに金沢までグルメマスター😎w
金沢 太平寿司🍣
行ってみたかったアンジャッシュ渡部の歩き方てゆうHuluの番組でやってていきなり行ってきた😊
のどぐろ初めて食べたw pic.twitter.com/d98UWVOWDO

— 小鳥遊 日和 (@hiyorin666) August 8, 2018

【金沢　太平寿し】ヒラメの刺身･ハタの握り･赤西貝

「１枚のヒラメの刺身、一口大のハタの握り一貫、赤西貝」が一緒に乗った小ぶりの１枚皿が差し出されます。
渡部は、上から写真を撮りました。
彼がヒラメを口にすると大将が「ヒラメも最近能登で揚がり始めてますね」と話します。
次に、塩でハタの握りを食しました。
「うーん。舌触りが良いですねえ」渡部が唸ります。
そして「ヒラメが独特の食感を分からせてくれて、ハタは口当たりと旨みを分からせてくれる」と感心しました。
赤西貝の方は、お酒が進みますねえと感嘆の声を漏らします。
大将が「能登の赤西貝は、おかわり貝と言います」と説明しました。
「きゅんきゅんと鳴くんですよね？ 夜泣き貝っていうことは」渡部の問いかけに、大将は「ちょっと鳴くんですが、夜泣きする子供の枕元に貝を置いて、その子の夜泣きを治しなさいと貝に命令するんです。もし治せなければ食べますよ」と補足します。
渡部は、そういうことなんですねと驚きの声を上げました。

【金沢　太平寿し】サバ寿司といくら

サバ寿司が運ばれます。
１枚写真に撮って、それを味わった渡部は「しめ鯖ってさ、酢が強いイメージあるでしょう？これはしないのよ」とカメラに向き直りました。
大将がサバ寿司に巻いた昆布に言及します。
背中が曲がった昆布職人のお爺さんが、日がな一日昆布をひいているとのこと。
渡部が相づちを打って「一個一個、お話して下さるのがねえ」と笑顔になりました。
いくらの小皿が差し出されます。中央でシャリが小さな山を作っていました。
その麓をいくらが囲んでいます。
頂上にはワサビが乗っていました。
レンゲで食べると「張りがありますねえ。柔らかすぎても固すぎてもいけない」と頷きます。
するとカメラマンが「大将、僕も食べていいですか？」と渡部の隣に腰掛けました。
カメラマンはそれを食すると「めっちゃ上手いっす！色んな味しますね」と喜びを表します。
渡部が「色んな味しちゃ駄目だよ」と諭しました。
大将が笑い声を立てます。カメラマンが背中を丸めていくらを食べていると渡部が「また汗やってるね」と呆れました。
渡部は彼の上着を脱がせると「パタゴニア着て寿司食う？」と突っ込みを入れます。
大将が「最高じゃないですか、パタゴニアは着たいスポーツウェアですよ。ハハハ」と助け船を出しました。
そして、ステーキのようなぶりの寿司２貫を差し出します。
「嬉しい」と渡部が声を張り上げながら、それを口に入れました。
「大根おろしがサッパリとさせてくれるんだけど、炙ってあるからねえ。あー」と感嘆の声を漏らします。

【金沢　太平寿し】香箱ガニミルフィーユ

大将が、カニの身を取り出します。
それは、内子（未成熟卵）や脚の身、腹の身を潰した香箱ガニでした。
外子（粒々の卵）もあります。
大将は、それらのカニの部位を４つのシャリにまぶしていきました。
彼は、父親からカニの脚を食べさせてくれた思い出を語ります。
父は内子ばっかり食べていたと苦笑いを浮かべました。
渡部が「まぶした寿司は何て言うんですか？」と問いかけました。
大将は「寿司アンジャッシュ！」とドヤ顔。
渡部は「適当でしょ？ 無ければ無いで良いんですよ」と笑います。
そして「わあ。何それ？」と目を丸くしました。
大将が、シャリにまぶした内子や脚の身、腹の身を重ねていきます。
「４層になっちゃった。ミルフィーユみたい。これは全国のお寿司屋さん震えてると思うよ。こんなの見たことないもの」と渡部は驚きました。
「これだけで、ここに来た甲斐があるのよ」と微笑みます。
そして香箱ガニミルフィーユがカウンターに置かれました。
渡部は４層まとめて口に入れます。
「カニのそれぞれの部位の旨みが･･･食感も、プチプチがあったりコロコロがあったりフワフワがあったり、これは参りました」と真顔で言いました。
次に小さなお椀が運ばれます。
加能ガニのカニ身にかに味噌が乗っていました。
渡部は、それも一口で食べます。
「口の中で浮いてるようで、おいしい」と堪能しました。
カメラマンも、カニ身を一口で平らげます。
残り身を箸でカチャカチャしていると渡部に「うるせえな」と指摘されてしまいました。

【金沢　太平寿し】のどぐろの蒸し寿司、穴子

「親方。僕初めて来た時に、お椀のお寿司も食べたんですよ」と渡部が大将に話しかけます。
小鉢に入ったのどぐろの蒸し寿司が出されました。
一貫のにぎり寿司に塩や酒を振って蒸したものです。
「衝撃だった。今だに記憶に残っていますよ」と言いながら写真に収めます。
食すると「思っているよりも、倍フワフワ！」とカメラマンに語りかけました。
「何歳まで握るんですか？」渡部が名残り惜しそうに口を開きます。
大将が「77までやろうと思う」と語ると渡部が「あと十年？」と嬉しそうに笑いました。
次いで、穴子の乗った皿を手渡されます。
それを口に入れると「よくこの形を留めていたな」と唸りました。
そして「思い出の一品と、今後何年も確実に思い出してしまいそうな一貫、最高でした」と大将に感謝を述べます。

渡部の歩き方　金沢編寿司の旅『太平寿し』の感想

≪辿り着いた…俺の聖域❗≫
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アンジャッシュの渡部建が月イチで行く完全プライベート美食旅❗この番組はテレビ的演出一切ナシ! 渡部のウマそうな旅にただ同行します。 #グルメhttps://t.co/7MSscjXOlr pic.twitter.com/Oj0EyUFLnl

— Hulu Japan (@hulu_japan) November 26, 2016

大将のキャラクターが素敵です。
特に、まぶした寿司の名前を聞かれて「寿司アンジャッシュ」と応じたのは笑いました。
また、渡部さんと同じ物を数品食べたカメラマンが、パタゴニア着て汗だくだったことを突っ込まれたところも面白かったです。
食べる音がうるさいとも言われていました。
そういったスタッフとの漫才のような掛け合いも『渡部の歩き方』の魅力だと感じます。

太平寿し(たへいずし)の店舗情報

石川県野々市市太平寺1-164

【営業時間】
11:30～14:00
17:30～22:30

【定休日】
水曜日

【予約】
076-248-5131