検事佐方の見所と主演・出演者・キャスト
ドラマ「検事・佐方」とは?
検事の佐方貞人が正義のために闘うドラマ。
検事佐方の原作とは?
原作者 柚月裕子
小説:佐方貞人シリーズ
『最後の証人』
『検事の本懐』
『検事の死命』
検事佐方の出演者キャスト
佐方貞人役 主演 上川隆也
米崎地方検察庁検事
庄司真生役 松下由樹
米崎地方検察庁刑事部検事。佐方と同期。
小田薫役 水崎綾女
検察事務官。ウワサ好き。
筒井義雄役 伊武雅刀
佐方の上司。
本橋信次郎役 松尾貴史
次席検事。
芳賀渉役 渡辺 大
窃盗で起訴されたが、無実を主張。
芳賀明美役 石野真子
渉の母。2019年3月病死。
児島隆雄役 利重 剛
郷古家の顧問弁護士。
郷古勝一郎役 津嘉山正種
米崎の名士。2019年4月他界。
郷古麻恵役 立石涼子
勝一郎の妻。
郷古勝哉役 池内万作
勝一郎の長男。
郷古恭治役 黄川田雅哉
勝一郎の次男
吉田高子役 山下容莉枝
郷古家の家政婦。
検事佐方のあらすじ~裁きを望む~ネタバレ内容
ある地方都市の郊外にある屋敷で、大会社の社長でありその土地の名士である郷古という男性が逝去した。
葬儀を終えたその夜、長男の息子である幼い孫が、祖父の部屋に光を見た。
それを見た長男、次男は、すぐに父親の部屋へ駆けつけ、怪しい男を発見、取り押さえた。
彼は、なんとその名士の時計をはめており、住居侵入、窃盗犯として警察に突き出された。
そして、すぐに起訴され、検察側の弁護士、佐方のところに送られてきた。
この男の名前は、芳賀といい、ことは単純に、窃盗として有罪、短期の服役になるところであったが、佐方はいくつかの不審な点を見つけ、その彼が郷古の隠し子であること、その時計は最近、郷古から直接もらったものである事実を証明し、この件は逆転していわゆる無罪となった。
これは、警察検察の捜査結果を翻すものであり、世間からの警察への信頼を失うという結果を生んだとして、佐方は糾弾される。
彼は辞表を出す決意をしたが、この件をはっきりさせてから辞めると、捜査を続けた。彼のよき友人であり、この件を起訴して彼に弁護を任せた女性検察官の庄司は、実は東京地検への栄転を控えていたが、この佐方の失態により、栄転はなくなってしまう。
しかしそれでも、庄司は真実を追求しようとする佐方を暖かく見守る。
そんな中、佐方は驚くべく事実にたどり着く。
金庫の番号をひょんなことから知った羽賀は、遺産の分配を得るために、金庫の中の遺言書をすり替えるのが、この侵入の本当の目的であったことを。
日本の法律では、その件で一度無罪になれば、2度と同じ件で罪を責められることはないという法律を知っての上での行動だった。
遺言書は、名士の四十九日が終わってから開けるということになっており、その日がやってきて弁護士同伴の下、親族全員でその内容を読み、全員が驚愕した。
それは、羽賀を婚外子として認知するというくだりであったからである。
それにより、遺産は遺留分が発生するというわけで、芳賀はそれを狙っていたのであった。
しかし、羽賀の毎日の真面目な勤務態度や、病気の母親を支えてきた彼の背景を知った佐方には、どうしても芳賀の真意が解せず、名士の屋敷に親族全員を集め、芳賀にこの行動の動機の告白を勧めた。
佐方は、郷古の家でずっとお手伝いをしている女性に託された、芳賀の母からの手紙を芳賀に渡し、彼は母と郷古が愛情で結ばれていたことを知った。
彼には、もう復讐の念が消え、時計や本物の遺言書を郷古家に返す決意をした。
家を訪れ、物を渡した彼が帰ろうとすると、郷古の次男が追いかけてきて、時計は取っておけ、と渡し、ゲームソフトの会社の仕事をやってみないかと勧め、羽賀にもほんの少しの笑顔が戻った。
事実を明白にし、冤罪を作らなかった佐方に、上司は辞表を突き返し、庄司も一緒に、旨い酒を飲んだ。
検事佐方スペシャルの感想
まず私はこの俳優陣に惹かれて、見始めました。
日本の地方都市の名士の家には、お手伝いさんがいたり、彼が一家の家長です、とか、まだこんな世界があるのかなあと、やや昭和的なノスタルジックな気持ちにさせられましたが、昭和育ちの私にはちょっと嬉しい設定でした。
事件は結局、相続争いということでしたが、私たちの世代には、実際身近な話として、見聞きすることです。
お金は、人を狂わせると私も経験した一人として、このドラマのラストシーンは、少し救いでした。
憎しみが消える時というのは、その人がどんな気持ちで行動をしたのか、その人の生き方を知れば、許せるものなのかも知れない、と。
そして、佐方のように、真摯に真実を追ってくれる日本の警察、検察であってほしいと思うばかりです。
検事佐方~裁きを望む~で芳賀渉役の渡辺大が気になる
検事佐方
女性
彼は、渡辺謙さんの息子ということで、正直にいうと、私は今まで親の七光りのような色眼鏡で見ていましたが、彼はこのような重いストーリーで、とてもいい役者さんだと今回の作品で感じました。
犯罪者として悪役で登場しながらも、実は苦労人で真面目な人物像というところが、彼の本当のキャラクターを表しているようで、ファンになってしまったか、これからも彼の登場するドラマは見たい、と思いました。
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