Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kirakun/kirakun.jp/public_html/wp-content/plugins/clicklis/settings.php on line 425

【エール 曲・挿入歌】朝ドラ「エールyell」に関する歌と曲のまとめ!古関裕而・古賀政男の曲一覧

NHKにて今年2020年3月より放送されている連続テレビ小説『エール』。
長年続く連続テレビ小説シリーズの中で第102作目とされている今作は、主演を、俳優・窪田 正孝(くぼた まさたか)、女優・二階堂ふみ(にかいどう ふみ)とし、作曲家・古関 裕而(こせき ゆうじ)と、その妻・金子(かねこ)の生涯をフィクションとして描いた作品である。

作曲家の一生が題材となっている物語なだけに、作中には多くの楽曲が登場しますが、今回はそうした作中に登場する楽曲を紹介していこうと思います。

朝ドラ「エール」主題歌/「星影のエール」(GReeeeN)


まずは主題歌である『星影のエール』。
こちらは物語の舞台になっている福島県出身のアーティスト・GReeeen(グリーン)が手掛けた楽曲となっています。
主人公のモデルとなっている古関が、生涯で“人生の応援歌”を多く生み出してきた作曲家という事もあり、主題歌として相応しい一曲となっています。


youtubeでは、NHK公式アカウントだけでなく、GReeeen公式アカウントからも楽曲が公開されており、そちらはギター演奏をする際に必要なタブコードも一緒に動画上で紹介されおりますので、併せてチェックしてみてもいいかもしれません。

朝ドラ『エール』 劇中歌、劇伴「自分へのエール」


作曲・瀬川英史(せがわ えいし)、指揮・広上 淳一(ひろかみ じゅんいち)、演奏・NHK交響楽曲団が演奏する劇中歌、基、劇伴。

こちらの楽曲は、第3話の運動会・徒競走のシーンで窪田 正孝が演じる主人公・古山 裕一(こやま ゆういち)の恩師である藤堂 清晴(とうどう きよはる)の指揮の元、ハーモニカ演奏で裕一を励ました場面でも用いられた曲になります。

要所要所で流れるこの曲は、主題歌と共に耳に残っているという方も多いのではないでしょうか?

次の項目では作中で使用されている主人公である裕一がモデルとなっている古関 裕而の楽曲を紹介していこうと思います。

古関裕而(古関裕一:窪田正孝のモデル)の曲 一覧

『オリンピック・マーチ』(1964年)


第1話で登場。
裕一が東京五輪開会式で流れる曲を作曲しようとした際に、妻である二階堂 ふみ(にかいどう ふみ)演じる音(おと)が口ずさんでいた『さくらさくら』を聴いてひらめいた楽曲。

『長崎の鐘』(1949年)


第1話にて言及。
東京五輪開会式に尻込みする裕一に対して、萩原 聖人(はぎわら まさと)演じる長崎出身の警備員が裕一の楽曲であるこの曲を聴いて称賛。
裕一の背中を後押しするきっかけとなった。

『長崎の鐘』は、原爆により大きな被害を被った長崎と、敗戦で傷ついてしまった日本へ向けて古関裕而が書き下ろした鎮魂歌として有名です。
今後作中で、裕一が敗戦した日本を想い、この曲を作曲する場面があるかもしれません。

『竹取物語』(1929年)


第4話で登場。
当時銀行に勤めていた裕一が、英国の国際コンクールに応募するために初めて書き上げた交響曲。
この曲が上位入賞をした事により、裕一は最愛の妻である音と出逢います。

この曲はモデルとなった古関自身にとっても深い曲となっており、作中に登場する裕一同様、銀行員だった古関が英国にあるチェスター楽譜出版社が募集していた作曲コンクールに応募するために作られた曲でした。
後に、この曲で日本人では初となるコンクール入賞を果たした古関の快挙は、日本国内の新聞記事で大きく取り上げられ、その事をきっかけに当時遠くの地にいた将来古関の妻となりうる声楽家志望だった金子の目に留まり、二人は運命の出逢いを果たす事になります。

『君はるか』(1930年)


第19話で登場。
音と文通を始めた裕一が、彼女の事を想い作曲した楽曲。
元の詩である『君はるか』は音の妹であり、文学を愛する梅(うめ)が選んだものであり、「君を思えばはるかなり 浪のかなたをはるかなり」という内容になっています。

この曲はドラマのシナリオ通り、古関が作曲し、金子が作詞し、作られた曲です。
ドラマ同様、二人は文通しており、先に金子が上記でも紹介した「君を思えば~」という詩を手紙にしたためて送り、それを受け取った古関がすぐさま楽曲をつけて金子に贈ったというエピソードがあるようです。
純愛ですね。

『福島行進曲』(1931年)


第9話目で登場。
作中にて登場する裕一の幼馴染・村野 鉄男(むらの てつお)が恋に落ちた最中に書き上げた歌詞を見て、裕一が一晩で作曲。

裕一は当時、ヒット曲をなかなか生み出せず、ディレクターであった廿日市 誉(はつかいち ほまれ)に「不良債権」と罵られていました。
しかし、この曲がきっかけで裕一は廿日市に認められ、レコード化が決定。
ようやくプロの作曲家として歩みだします。

ドラマで登場した裕一の友人である鉄男のモデルは、作詞家である野村 俊夫(のむら としお)となっており、彼もまたドラマ同様、主人公のモデルとなっている古関の幼い頃からの友人でした。
地元の福島県で新聞社に勤務しており、古関の勧めで上京。
元々新聞社では、編集部・報道部・文芸欄を担当していた事もあり、文学には精通しており、古関との初めてタッグを組んで生み出したこの曲を元にフリーの作詞家として本格的に活動を始める運びになったそうです。

『船頭可愛や』(1935年)


第10話目で登場。
裕一の所属するコロンブスレコードに同じく身を置く作詞家・高梨 一太郎(たかなし いちたろう)からのオファーで作曲した曲。

高梨は同じくコロンブスレコードで作曲を担当する木枯 正人(こがらし まさと)とタッグを組み、『酒は涙か溜め息か』を作り、ヒットさせていました。
木枯は、裕一も才能があるのになかなか芽が出ない現状を見かねて、元から『福島行進曲』を評価していた高梨に声をかけたのがこの曲が制作されたきっかけとなります。

尚、高梨のモデルは作詞家の高橋 掬太郎(たかはし きくたろう)。

大阪タイガース球団歌『六甲颪』(1936年)


第61話目で登場。
裕一がコロンブスレコードに所属し始めてから早5年。、
打倒巨人軍に燃える野球チーム“大阪タイガース”のために作曲した球団歌である。

この曲は現在も阪神ファンに愛されている不朽の名曲です。

『輝く春』(1936年)

関連動画は、見つけられませんでした。
第61話目で詞のみ登場。
コロンブスレコードが主催する新人歌手オーディションで選ばれた歌手のデビュー曲して作曲を依頼された曲。

幼馴染である佐藤 久志(さとう ひさし)もオーディションに参加する事が決まっており、後々に久志が歌うであろう事を期待して作曲を行った。

久志のモデルとなったのは、伊藤 久男(いとう ひさお)。

『ミス仙臺』(1931年)


第63話目で登場。
コロンブスレコード新人歌手募集の一次審査に合格し久志の曲目を裕一らで考えている時に、過去に裕一が鉄男とタッグを組んで世に出した『船頭可愛や』を歌った藤丸(ふじまる)が歌ってみせた曲。

この曲は既にタイトルだけは登場しており、第61話で仙台娘というユニットに渡すシーンにて確認できます。

この曲は実際のモデルとなっている古関が当時作曲し、同時期に『ミス秋田』、『ミス東北』といったように、まるでシリーズのように作曲されていました。

露エイの歌(1937年)


作中ではまだ登場していませんが、既に『エール』内の音楽を担当する作曲家・瀬川英史がこの曲のスタジオ収録を行っている様子が公開されているので、今後登場する可能性が非常に高い楽曲です。

『長崎の鐘』同様、戦前の時期に軍歌・戦時歌謡の作曲を求められる裕一の姿が描かれるやもしれません。

以上が、現在『エール』内で使用された、若しくは使用される事が決まっているであろう古関裕而の楽曲の紹介になります。

次は更なる『エール』内で使用されている楽曲の魅力を知るために、邦楽ロックバンドアーティスト『RAD WIMPS(らっどうぃんぷす)』ボーカル・野田洋次郎(のだ ようじろう)が演じる裕一と同じコロンブスレコードに所属する作曲家・木枯正男の楽曲を紹介していこうと思います。

古賀政男(木枯正男:野田洋次郎のモデル)の曲 一覧

『影を慕いて』(1931年)


第33話目にて登場。
コロンブスレコードで初めてレコード化された木枯正人の楽曲。
当初はA面としてリリースされる予定だったが、廿日市の苦言により、B面となってしまい、木枯は不満を募らせていた。
しかし、後々第50話では木枯が手掛けた他の曲がヒットし、その影響によりA面での再発売が決定している。

実際の木枯のモデルとなっている古賀 政男(こが まさお)もこの曲を作曲した際は同様にB面で発売されていました。
ですが、後にビクターのライバル会社である日本コロンビアに楽曲の魅力を認めてもらい、改めて別の歌手により再リリースされています。

『丘を越えて』(1931年)


第13話目に登場。
裕一の幼馴染である久志がコロンブスレコードの新人歌手募集オーディションの際、アピールのために披露した楽曲。

この曲は木枯のモデルになっている古賀が実際に作曲した曲のため、作中では言及されていませんが、木枯が作曲を担当した曲なのでは?と予想されます。

『酒は涙か溜め息か』(1931年)


第10話目でタイトルのみ登場。

裕一より一足先にこの曲で木枯はヒットを生み出しました。

実際の記録でも80万枚の売り上げを記録するなど昭和歌謡の中でもヒット中のヒット作とされおり。モデルとなった人物たち(古賀、高橋)にとっては世に名前を知らしめる曲となったといっても過言ではないです。

以上が作中で登場した古賀政男の楽曲となります。

次の項目では、『エール』内で登場した番組オリジナル曲を紹介していきます。

番組オリジナル曲 一覧

『北原白秋の詩』

関連動画は、見つけられませんでした。
第4話目に登場。
こちらはタイトル通り、北原白秋という詩人が詠った詩に、幼い頃の裕一が曲をつけたものになります。
この曲が元となり、裕一の音楽の才能が初めて周囲に見いだされる事になりました。

『浮世小路行進曲』


第6話目にて登場。
幼い頃に友人であった鉄男の詩に、裕一が手を加えて完成した二人の初めての楽曲。
しかし、鉄男は家庭の事情で、曲が仕上がる前に地元を離れてしまうという哀しい思い出も含まれています。

『想ひ出の径』


第13話目にて登場。
福島ハーモニカ倶楽部の定期演奏会で披露された楽曲。
ハーモニカ倶楽部会長・館林とのコンペを勝ち抜き、採用された裕一の苦心の一曲。

※1932年に、裕一のモデルとなっている古関が同名の曲を発表している事から、もしかしたら番組オリジナル曲ではなく、既存曲の可能性が高いかもしれません。

『いびき』


第24・25話目にて登場。
音の実家でいびきをかきながら眠る自身の父・三郎(さぶろう)の姿を見て閃いた楽曲。
音の音楽講師である御手洗 清太郎(みたらい きよたろう)がこの楽曲を実際に演奏してみて、感動。
公演会に使用される運びとなりました。

『晩秋の頃』


第25話目にて登場。
裕一が公演会の最後に披露した曲。
作曲を裕一、作詞を音の妹である梅、歌い手を音が務めた。

この曲は亡くなった音姉妹の父・安隆(やすたか)へ捧げたものであり、小説家を志す梅にとっては初めて自分の作品が世に出た思い入れのある曲となっています。

『ちょいぽいコイ唄第二』


第7話目以降にて登場予定の楽曲。
『福島行進曲』にて実力を認められ、コロンブスレコードの専属作曲家になった裕一が、廿日市から作曲を依頼された曲。

『男のやせ我慢』

関連動画は、見つけられませんでした。
第51話目で登場。
帰郷を躊躇っている裕一を木枯が茶化すために即興で歌った曲。

『福島吾妻尋常小学校校歌』


第11話にて登場。
恩師である藤堂からの依頼で作曲した楽曲。
福島の小学校の校歌であり、作中では娘の誕生に喜ぶ裕一が、音と共に作曲した様が描かれている。

裕一のモデルとなっている古関が、自身の恩師である遠藤 喜美治(えんどう きみはる)の母校である福島・要田小学校の校歌を作曲したエピソードからきていると思われます。

以上が、『エール』内で登場した楽曲になります。

今後、古関裕而の手掛けた曲として作中に登場する可能性が高いのは、
・栄光は君に輝く
・スポーツショー行進曲
・闘魂こめて
・モスラの歌
・放浪記…などではないかと予想されます。

実際に存在した作曲家を元にした作品なだけに、今後どう展開されていくか気になるところですが、作中にどの楽曲が登場していくのかも楽しみの一つになりますね^^

「原曲を聴いた事がなかった」という方はこれを機会に是非一度聴いてみる事をオススメします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です