ガイアの夜明け「大戸屋」ネタバレあらすじと感想も！2019年12月10日放送

ガイアの夜明け大戸屋の残業規制ネタバレあらすじ内容

開始早々映されたのは、東京・新宿の外食チェーン大戸屋。
連日満席の繁盛店であるが、実は深刻な人手不足に陥っていた。
従業員は長時間労働が当たり前。しかし今年の4月から残業時間が法的に45時間に規制された。
120日の密着取材を経て放送される今回のテーマは、人生が変わる働き方シリーズの第4弾「ざんを減らす！45時間の壁」。

今年の4月から法規制された内容は、残業は原則として月45時間まで、年間360時間まで。
但し、労使合意の上であれば月100時間までは可能。
しかしその場合でも月平均で80時間を超える事は出来ない。
これを破った場合、企業の管理者は30万円以下の罰金、若しくは6ヶ月以下の懲役という罰則が与えられる。
今年7月、山梨県の研修センターに全国の店主が集められ、年に一度の店主会が開かれた。
開口一番、山本社長は彼らにどれだけの残業時間だったかを問いただす。
返ってくる答えはどれも基準を超えるものばかり。
100時間を超えるという店主もいた。

国内500店舗を展開する大戸屋は1958年に池袋で創業した。
おふくろの味をテーマにした店内調理が拘りだ。
新宿東口中央通り店は全国トップの売り上げを誇る。
1時間に50人分の注文が入るこの店の店主は安藤氏。
人手不足を補う為に自ら厨房に入り店を切り盛りしている。
20人以上の外国人労働者も受け入れ店を営業しているが、当日の欠員、短期間での退職者の穴を埋める為、自らシフトに入りカバーしている。
7月の残業時間は70時間に達していた。
それでもこの仕事に生き甲斐を感じている彼は、残業時間の規制には反対の立場を取っている。

場面が変わり、中野北口店に。
店主の石田氏は「会社の奴隷ではない」と理想の残業時間は月30時間以下が理想と考えているようだ。
自分が倒れてしまったら何の意味もない、と言う石田氏が中野北口店へ赴任したのは今年の6月。
この店は以前、衛生面でクレームが発生し売れ上げが低迷していた。
取材をした当日も目標金額達していなかった。
悔しがる店員を笑って宥める石田氏。
残業規制には賛成する立場である石田氏は、タイミーと呼ばれる1時間単位でアルバイトを募集出来るサイトを利用していた。
細かく人材を投入する事で一人ひとりの労働時間を抑える作戦だ。
取材が入った日は定時で退勤し、7月の残業時間は56時間に抑えられていた。

次に映されたのは吉祥寺店。
閉店後に店主の上原氏が一人残って在庫の確認を行っていた。
仕事を教える事が苦手でちょっとの仕事であれば自分で行ってしまう。
子供の学費の支払いもある為、残業代が削られると家計に響くという。
何とか残業を抑えようとアルバイトに相談するが、上手くいかないようだ。
月の残業時間は71時間だ。

ガイアの夜明け大戸屋のバイトテロその後は？山本社長の対応は？

大戸屋の売り上げ低迷のきっかけとなったのが、2月に発生したいわゆるバイトテロ。
一斉休業を余儀なくされ、3月の売り上げは8%低下。
イメージ回復の為、メニューの刷新など対策を取ったが結果は芳しくなく、上半期の業績は上場以来初の赤字となった。
アルバイトから大戸屋で働いていた山本社長。
これまでの働き方が否定される時代になってきた現代、それに合わせなくてはいけないと語る。

8月に入り、新宿東口中央通り店は危機に直面していた。
外国人労働者が大量に辞め、人手不足に拍車が掛かっていた。
残業時間は74時間に達し、店主の安藤氏は本社に呼び出された。
山本社長に「あなたの価値観が変わらなければならない」と釘を刺され、安藤氏は「彼らは時給が良い職場にながれてしまう。時給を上げることは出来ないか」と訴える。
この訴えに山本社長は11月からの賃金アップを承諾した。
仕事を教えることが苦手な吉祥寺店の上原店主は、その苦手意識を克服していた。
自分の分身を作る事を目的にシフトを調整し、仕事を教えられる時間を確保することで仕事を分散させ、残業時間は60時間に減らす事ができた。
しかし、減った分の残業代を考えるとこのままでは食べていけない、とこぼした。
一方、石田店主の中野北口店は別の問題が発生していた。
タイミー頼りのシフト組みになってしまい、仕事を教えることに時間が取られてしまっていた。
その時間が嵩み、8月の残業時間は89時間に達してしまった上に、売り上げも伸び悩んでいた。
石田店主は本社に呼び出され「努力が空回りしている。このままでは店主交代もあり得る」と厳しい言葉を浴びせられた。

ガイアの夜明け大戸屋の残業45時間規制の結果は？

10月。
3人の内、2人の店主の4月からの累積残業時間が法定限度に迫っていた。
何とかしなくてはいけない。
新宿東口中央通り店では、これまで店内で1時間かけて切っていた肉をカット済みの物に変更。
更に店主経験のあるサポートスタッフを派遣し仕事を分散させ、早上がりが出来る体制を構築。
安藤氏の残業時間は39時間に納まった。
中野北口店では営業時間を短縮する方法を取っていた。
また、タイミーの人員を減らし高校生と外国人のアルバイトを雇い入れた。
更に吉祥寺店から応援のアルバイトを回してもらいテコ入れ。
石田氏の残業時間は43時間で抑えられた。電話で吉祥寺店と話す石田氏は目を潤ませていた。
吉祥寺店は朝の仕込み時間にいつもいるはずの上原氏が不在。
他のスタッフに任せることで自分の出社時間を調整し、労働時間を短縮させていた。
残業時間は44時間に抑えた。
ある日、山本社長が来店。「頑張ったにも関わらず給料が減る、なんてことはしない」と応援した。

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